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ひとりごと。いままでと、これからと。

「何のためにインターンしたいの?」 — やりたいことを言語化した話

2018年3月末のこと。

私は2017年9月から2018年7月まで中国の北京に交換留学をしていた。
その留学先の北京で、「なんか時間あるし3月からの学期でインターンしてみたいなァ」なんて軽い気持ちで、「就活相談やってまっせ!」という人に話しかけに行ったことがあった。

「へえ〜どんなことがやりたいの?こっちには正直いろいろあるから具体的に教えてよ」

やりたいことかあ…何だろうな。特にないな。とりあえず企業でインターンやってみるの憧れだなってぐらいだからな〜。((甘ちゃん))

「それって、ただ履歴書にインターンやりました、って書きたいだけなんじゃないの?」

私「いや、そういうわけではなくて…」

インターン、何のためにやりたいのか。まずは自分のやりたいことを考えてみたほうがいいんじゃないかな?そしたらこっちからいろいろ提供できるからさ」

 

ただただ耳が痛かった。

自分、甘すぎるってそのとき思って、泣いた。

そしてただただ悔しかった。

 

次の日、夜に学内のグラウンドでランニングしながらぼんやり考えた。

「やりたいこと、なんなんだろう」

気がつけば、Wechat内の自分宛のトークにボイスメッセージを送って、自分の考えを話していた。
(Wechatユーザー、中国人はよく语音というボイスメッセージを送ることが多い)

 

「私のやりたいこと。もともとは、日本が好きという気持ちから、日本に来た外国人に、日本のいいところを知ってもらいたい。日本で困らないような生活をしてほしい………」

ただひたすら、iPhoneのマイクに向かって途切れ途切れになりながらも思いのたけを話続けた。合わせると40分くらいの量にはなっていたと思う。

そして話した内容をもう一度聞き、Evernoteに文字起こしした。今でもブックマークしてよく見直す。

他の内容としては、
どうして日本にいる外国人をサポートしたいのか?どうやってサポートしたいのか。なぜ外国にこだわるのか?というところや、
自分が大学生活で関わっていた学生団体をなぜ続けたのか、
旅行が好きな理由とか、地元のために何かしたいとか、
いろいろなことに渡って考えを話していた。

これは本当にやってよかったと思っている。
今までは私について何となく思っていたことが、言語化したことによって新しく発見できたところがあった。私について、改めてやっぱりそうだよね、と認識できるようになった。

 

この時点での結論は、以下のような感じ。

◎まとめるとやりたいこと

【共生】日本にいる外国人と共に暮らしていけるような環境をつくること

【居場所】日本にいる外国人にとって日本が居心地のいい場所であること

帰属意識】日本への帰属意識とともに日本人と共にうまく生活していくこと

 

日本における共生社会を実現するために何ができる?
①日本に外国人が多く来るようにする
日本人の外国人に対する垣根を低くするため、接触機会を増やす。
②相互理解の機会を作る
違う言語、違う文化に触れる。
③実際に共生生活をする
個人間のコミュニケーションが大事だと思っている。

今見直してみると、これが職業に直接繋がるかといわれたらそういうわけではないけれど、この思いにブレはないと思える。
すべてこれがベースになって、私はいろいろなことを考えていたなと思った。

「思いを口に出してから文字にする」っていいなあと思った経験の1つでした。