Life is Hard so Happy!

ひとりごと。いままでと、これからと。

日本の就活への強い違和感を家族にぶつけた話

真っ黒なリクルートスーツに、女子はななめ分け前髪後ろ1つ結び。

就活って、何?

私はずっと違和感でしかなかった。
どうして、みんな同じ髪型でみんな同じ格好をしなきゃいけないのだろう。
どうして、そのスタイルが良しとされているのだろう。
個性がない見た目で企業に行き、たった数十分の面接と紙っぺら1枚で、私の何が分かるっていうんだろう?

「日本の就活文化が嫌いすぎる」
「みんな同じスーツ着てヒール履いて髪の毛黒くしてまとめて何が個性だし、数分話しただけの人事に私の何が分かるんだろう」

2018年の3月1日、19卒が就活を始める日、私は留学先の北京から家族のWechatグループに泣きながらそう送った。(中国ではLINE使えないので)

おそらく、すごく悩んでいた。
同期が就活を始める中で、私は留学をしている。19卒としての就活はせず、すでに20卒になることを決めていた。
でも同期が就活をするから、やはり意識せずにはいられなかった。
「私は将来何をやりたいんだろう」って。

「中国で働いている中国人は自由だし食堂で働いている人たちでさえ楽しそうだった」
「北京の駐在員の人とか話しててもこっちでは自由で楽しそうだし日本帰ったらストレスやばいって言ってた」

「日本が嫌なら日本以外で働けばいい」

4つ上の兄がこう言った。
でも私は違う、と思った。

「でも日本が好きだから日本に住みたいんだよね」

甘いのかな私。
でも、留学をしたからこそ分かる、日本のことが好きという気持ち。

「就活で企業に行って話を聞かないと分からないんだよ、そのための説明会でしょ、行きたい業界とかないの?」

このときは、世の中の企業のこととか業界なんかも全く分かっていなかった。ただただ就活のうわべだけを見て「嫌だ」って思っていただけなのかもしれない。
私の考えは甘かったなと思う。

 

ただ、このとき家族に相談して良かったと思うのは、主に父と兄の話を聞くことができたこと。

父は小さい頃からラジオをいじるのが好きで、技術者になるのは自然だった。当時は国立大の修士をでれば各企業に枠があってどこでもいけた、今は大変だと思う、と。

兄は、私は幸い良い大学にいるし、やってきたこともあるのである程度選べる立場にあるから、ゆっくり自分と向き合ってやりたいことを探していくのがいいよ、と言ってくれた。

それに対し父は、大学の善し悪しでは決まらんと言っていたけれど。

 

日頃からそういう進路の話をするわけじゃないので、この話は少し嬉しかった。

だからといって就活への違和感がなくなったわけではないけれど、
ちゃんと考えてみようと思ったきっかけの1つになった。

家族の存在は本当に大きくて、私の両親は私のやりたいことを尊重していろいろとやらせてくれたし、今の大学へ進学したのも中国へ留学したのも私がほとんど1人で決めたのに、それを後押ししてくれた。

家族についてはまたあとでnoteに書くかもしれないな。

常に思ってるけど、家族には本当に感謝です。