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留学に行って変わったことは?留学で外国語が話せるようになるのか?

こんにちは、Yukaです。

私は2017年9月から2018年7月まで約10ヶ月、中国の北京へ留学をしていました。
この留学を通して私が変わったことをつらつらと書いてみたいと思います。

外国語を話すという意識

いわゆる「純ジャパ」(ここでは、生まれ育ち日本、両親も純日本人、今まで海外経験がない人のことを指す)の多くは、外国語つまり「英語」へのコンプレックスってかなりあると思います。
私がまさにそうだったからです。
外国語(特に英語を)ペラペラと話してみたい、けど発音も文法も自信ないし、伝わらなかったらどうしよう…
ずっとずっと思ってました。
こう思っているのはきっとわたしだけではないはずです。
実は大学センターの英語は9割なので、文法とか文章読める知識はあるんですよね、たぶん。
でも話すってなると全然ダメ。まさに典型的純ジャパ!!
こんな私が外国語を話すことができるなんて1ミリも思っていませんでした。
でも、私は留学に行ってここが変わりました。
ではいかにして変わったのか?

中国語以外ほぼ通じない中国という国

国語学習歴2年で中国に飛び込んだ私ですが、多くの壁にぶちあたります。
学習歴2年とはいいますが、大学の第二外国語で学習したレベル。簡単な文法ならわかる。HSK4級合格レベル。しかしHSKは話すことができなくても合格できてしまう。

壁1.何を言っているのかさっぱり分からない

外国語ってなんでもそうですけど、ネイティブが話すのって早いですよね!
もう何を言ってるのかさっぱりでした。
最初の留学手続きは友達に助けてもらいながら何とかクリアしましたが、難関は授業だったなあ。
周りに日本人がほとんどいない状況で、先生が何を言い、クラスメイトが何を発言し、宿題は何か、何を聞かれているのか、もう全くさっぱり分からなかったんです。
最初は辛くてくじけそうになっていました。というかくじけていたかもしれない。
リスニングはもう慣れでした。
授業を2ヶ月ほど受けてじょじょに慣れてきて、3ヶ月たった頃は、先生がゆっくり話す中国語は分かるようになっていました。

壁2.クラスメイトに劣等感

リスニングが少しできるようになってきたころです。

クラスメイトにはフランスやドイツといったヨーロッパの国々や、タイやカンボジアといった東南アジア、そしてもちろん韓国など多種多様な人たちがたくさんいました。

そこでやっぱり気がついたのは、「ヨーロッパ系、ようしゃべるな!!」

ってことでした。

先生が何か意見を求めたら、即座に答えるんですよね。もうこれに全然かなわなかった。

言い訳をすれば、純ジャパ教育を受けてきた自分には意見を即座に言うっていう感覚が全くなかったわけです。(中高は詰め込み型だし、大学でもディスカッション系の授業はある程度考えなきゃ発言できないタイプだった。)

だから、まず頭の中で、日本語で答えを考えるんです。例えば、「理想の結婚相手は?」「理想の仕事は?」みたいなそういう簡単な質問にみえて、個人的に「んん!?」って考えてしまうもの。

それをヨーロッパ系の学生はすらすらと答えていました。(ひとくくりにするのは申し訳ないですが、っていうか本当にみんなそうなんだもん!)

そして、間違いをためらわないんですよね。

ここは一番すごいなあ、尊敬するなあって思うところでした。

そんな私は間違えるのが怖い、とか周りにどう思われるんだろう、とかそんなことばっかり気にしていたんです。

授業中はそんなクラスメイトに劣等感を覚えることも多々ありました。

乗り越えられたわけ

そんな壁を乗り越えたなあと思えたきっかけは、やっぱりもっとうまくなりたいと思った自分の気持ちがまず1つです。

中国語を話すなら、やっぱり中国人と仲良くなりたいと思って、日本語学科の学生や、日本語学習者との交流会に参加しました。

(この参加経験のなかでいろいろあったけど、)結果的に友達も増えるし楽しいのでこれは良かったと思っています。

もう1つが、クラスメイトの存在

秋学期と春学期でクラスが変わるのですが、私にとって2学期目の春学期で同じクラスだったタイ人の女の子2人と仲良くなりました。

クラスが同じだから毎日会うし、ご飯を食べたり、出かけたり、散歩したり。

もういろんな話した!ってくらい話したんです。もちろん中国語で。

お互いにネイティブではないからすごく流暢ではないし、細かいニュアンスって伝えるのが難しいんですけど、でも話そうとする努力ができました。

ここでのポイントは、お互いに非ネイティブっていうところなんです。友達は中国語専攻で4年間勉強していたからすごく上手いんですけど、私はここで間違いを気にせずに中国語をたくさん話しました。

そうやっているうちに、「中国語を話す意識」が身についていきました。

つまり、中国語を話すことにためらいがなくなるようになったわけです。

間違っていてもいい、友達なんだから、自分のありのままでいていいんだなってそう気がつかせてくれたクラスメイト。本当に感謝しています。

おわりに

外国語はやっぱり話さなきゃ話せるようにならないんです。

そのためには、外国語を話すためらいを無くす必要があります。

そのためには、少しハードルを下げたところから始めればいいと思います。

留学生同士のカタコトでもいい。すっごく楽しいからそれでいい。

これって、言葉はツールだっていうことをすごく表している経験だなあと今は思います。

留学をすることで私自身は語学がのびました。それはもう明らかに。

けれどもこれは私自身がもがいて必死になった結果だとも思います。

留学にいて何もしなかったらそれはもちろん話せるようにはならないので、結局は自分次第です。